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ダリ回顧展 [レポ]

こんな気温になるとは予測もしないまま、着いたのは上野駅。

タイムショックの高校生大会で東京に来たとき、あっさりと一回戦負けして早々に帰ることになった我が彦根東チーム。その時に新幹線のが来るまでの待ち時間を上野で過ごしたのが思い出される。思えばそれ以来か。

今回の目的は、テレビでCMもやっている「ダリ展」

 

生涯天才を演じ続けた、とか何とか言われるが、まぁまぁ、絵を見てみれば普通に上手い。何をもって天才とするかどうかによるが、十分に展覧会を開くに値するだけのパワーがある。

ダリはシュールレアリスムの大きな担い手と言われるが、初期の作品は何やら保守的なものが多い。1929年というターニングポイントまでは、細密にしても何にしてもいわゆる「上手い」絵を書いている。基礎がしっかりできていて…ということだろう。が、ダリの作品はどこかヘンだ。

遠近法をきちんと守っているかと思いきや、終点がちょっとズレていたり、影が秩序立って同じ方向に付いているかと思いきや、関係ない方向に向いていたりする。おや?となる。特に光源。二つも三つもあるのかと思うくらい、あっちからもこっちからも光が当たっている。フロイトに影響を受け、精神世界を描いたらしいが、そうやって絵の下手さをごまかしていたのかもしれない。完璧になれなかったくやしさがあったんじゃないかなぁ。

だからかどうかは分からないが、シュールレアリスムで弾けるまでの絵にはそれほど面白味を感じなかった。

 

 

で、ダリがシュールレアリスム運動に参加する1929頃からの絵は、急に面白く見える。まぁこれも先入観の賜物かもしれないが、実際そうなのだ。今までのヘンな部分が上手く転化しているように見える。

歪んだ見方かもしれないが、ダリは「普通に」絵を描いていて認めてくれなかった世間と、「普通に完璧な」絵を描けなかった自分、への怒りを、シュールレアリスムにぶつけていたんじゃないかと思う。認めてくれない世間に対して、見返してやるというか、ちょっとスネつつも、「認めないお前らが間違ってる!これが芸術じゃ!」みたいな思いをぶちまけているんじゃなかろうか。そういったヒガミからパワーが生まれることを、我々はよくよく知っている。だから批判の矛先がそのシステム社会全体に向かっていたのだ。

 

あとはもう、ダリさんやりたい放題、みたいな感じになっていく。完成したら、あとはやりたいようにやるだけだ。面白かったのが、その作品のタイトル。もうネタとしか思えないようなものを、ダリさんはつける。まぁ翻訳にもよるんだろうが、

「奇妙な廃墟の中で自らの影の上を心配でふさぎがちに歩き回る、妊婦に形を変えるナポレオンの鼻」

やら、

「六つの本当の鏡の中に仮に映し出される六つの仮想の角膜によって永遠化される、背後からガラを描く背後から見たダリ」

やら。3Dに挑戦した作品、立体鏡作品なんてのもあり、面白かった。

他に印象に残っているのは、「秋のパズル」。空の高い様子が良かった。秋っぽいというかなんというか。あと、「妹の肖像」には笑った。もうちょっとキレイに描いてやれよ。ただのオッサンに見えた。

 

 

と、それなりに勉強になった。一つ腹が立ったのが、「順路はございません」という展示方式だったのに、人が多すぎて順路が勝手に出来ていたことだ。流れを作って、その流れに乗らないと絵が見れない、みたいな雰囲気になってしまっている。一つの絵をじっくり見ていると、「ちょっと、早く次の絵行ってくださいよ…」みたいな空気を出される。あーイライラ。でもこればっかりは空気を読んでいられない。流れをせき止めてじっくり見てやった。フン。

 

おみやげの時計、これ時間分かったらアカンのちゃうん?

 

 

 まぁそんなこんなで、上野の森美術館を後にした。

興味のある人はどうぞ。


「ダリ回顧展」

2006年9月23日(土)~2007年1月4日(木)

 東京・上野の森美術館


 

本日のおまけ

 

帰りに寄ったアメ横にて。

 

「証拠は、こちらになりまーす。」

2006年大晦日、TBS特番「ボビー×ムルアカ」放送決定! (嘘


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「童貞力」が世界を変える!! [雑記]

童貞力が世界を変えるらしい。

http://womanh.web.fc2.com/himitu_034.htm

(「童貞力」が世界を変える!! - 女のキモチ研究所)

国立社会保障・人口問題研究所の調査結果が大々的に報道されて、ちょっと気になっていろいろと調べていくうちにこのページに行き着いた。

世界が変わるかどうかは分からんけども、このページを作った奴のセンスが素晴らしいことはよく分かる。デザインといい、持っていき方といい、全てが期待を裏切らないまま最後のオチへのフリになっている。上手い。

 

 

 

ま、それは置いておいて、この記事だ。

http://www.asahi.com/life/update/0922/014.html

恋人いる女性は32%、男性24% 「結婚したい」9割 - 朝日新聞)

これによると、30~34歳の男女は4人に1人が性経験なし、とある。

人口動態調査を引くと、今の30~34歳は約95万~100万人。

男女半々だとして、まぁ50万人弱としよう。

すると…、今、日本には、

 

 

12万もの妖精さん

 

がいるということになる。

 

 

 

 

 

なんてファンシーな国なんだ!

 

(注:「30歳を超えた童貞は妖精になれる」という言説に基づく。)

 

 

 

 

またまた、驚きなのが「女性についても同じことが言える」ということである。

酒井順子の「負け犬」やら、「貴腐人」やら、呼称は色々あるが、同じように12万の処女が今日も町を歩いているのである。なんともおかしなことだ。少子化の前段階としての「結婚」が、大きなハードルになっているということの表れが、このデータに出ているのではないだろうか。

 

こうなってくると、社会はそれ自体に目を向ける。「今の社会は、経済的に先行き不透明で、結婚しづらい社会だ。」だとか、「社会支援の少ない中で、デメリットばかりの結婚を誰がするだろう。」などと、社会、そして国に矛先を向けるのである。

が、原因はそこにだけあるのではない。世代の問題というものが、大きく横たわっているのだ。今の30~34歳といえば、大体が団塊ジュニアだと言える。高度経済成長を支えた父母を親に持ち、バブルを乗り越え、失われた10年に就職戦線に立たされた。その中で、彼らが育ちながら目にしてきた両親の生活は、「幸せな結婚」とは程遠いものであっただろう。今の社会がどう…と言う以前に、「結婚」というものについて、「母親やら父親のように、ああはなりたくない。」と思ってしまうのである。ポスト団塊ジュニアも同様、共働きで辛そうな両親を見て、結婚に素敵な憧れを抱く人はどのくらいいるだろうか。

 

調査結果では男女共に「9割が結婚するつもり」と答えているが、その「つもり」という言葉が持つ素敵なニュアンスが負っている罪は大きい。誰だって、何となく結婚はするだろうなー、とは思っている。が、それだけなのだ。「なりゆき」というもの以上の何かが、そこにあるとは思えない。

「二人とも独身やろ?ほな、あんたら結婚したらええんや!」と言ってくれる強引な近所のオバちゃんはもういないし、「君たち、結婚したまえ。」と勧めてくる上司ももうあまりいないだろう。そこにきて、親の辛らつな様子を見てきたとなると、結婚は愚か異性へと愛着が向かなくなるのも必然である。「自由や気楽さを失いたくない。」その通り。異性なんてメンドウなものはいらないのだ。

(性欲が発散しやすくなった、という原因もあるが、それはまたの機会に。)

 

 

 

そもそもの結婚制度が、「男性が稼いで、女性が養われる」という前提に基づいているんだから、女性の社会進出によってガタがくるのは当たり前だ。養われるはずの女性が「稼ぎ」始めたら、もはや男性は必要なくなる。デキるレディーは、それこそいい物件を見つけて、猫の一匹でも飼えば生活が完結するのである。

 

そろそろ、医療技術でも発展させて、

男でも子供が産めるようにしないと、いけないかもしれんね。


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資生堂CM「新しい私になって」 [雑記]

8月28日に「メッセージ」というドラマがあった。「テレビCMの日」スペシャルということで、伝説のCMディレクターがどうしたこうした、みたいなもの。まぁまぁ、ドラマは別になんてことなかったのだが、その中で流れた一つのCMに心惹かれた。


資生堂企業広告「新しい私になって」篇

http://www.shiseido.co.jp/corporate-ad/060828ad.htm


「本日私は、フラれました。」

から始まる歌詞なんだけども、まぁ言葉を足しても仕方がないので何も言うまい。良い歌だ。「白」からシンプルに美しさを描いた演出と、音と声が透き通るようで、何回も見てしまった。

歌っているのは熊木杏里という人らしい。いい声なので頑張って欲しい。

熊木杏里公式HP:http://www.kumakianri.com/

 

それよりも、よくよく見てみると、作詞は中島信也氏とある。中島さんと言えばあの素敵な「燃焼系アミノ式」でCM大賞をさらっと取っていった人だ。時代の流れを嘲笑うかのように、CGを使わないで演出したあのCMはインパクト十分だった。くるくる回る回転少女が、あの見えそうで見えないスカートも手伝って、目に焼きついたのが記憶に新しい。

しかし、それにも増して印象に残っているのが、「燃焼系♪燃焼系♪アミノ式~♪」というあの軽快な音楽とフレーズだ。視覚に訴えることは重要だが、それがCMという領域になると”ただのインパクト”になってしまうことが少なくない。CMにおいて重要なのはその反復可能性で、文字通り「耳に付く」音がより重要なのである。

佐藤雅彦の「ポリンキー」やら「バザールでござーる」なんかはそのいい例だし、流行の「た~らこ~」もそうだ。「いいCM」「面白いCM」の統計を取ってみると大体がその「音、音楽、声」によって決まっている。うざったい”メッセージ性”なんてものがなくても、だらだらと響いていればそれだけでCMは成り立つのだ。

 

 

 

「忘れます、忘れます、忘れられると思います。」みたいな言い回しがたまらなく良くて。(ちょっとNHKの連ドラみたいな感じもするが。)久々に素敵な曲を聴けた気がする。


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東京ゲームショウ [レポ]

先週のアミューズメントマシンショーに続いて、今週はもうおなじみ東京ゲームショーへ。幕張メッセへと向かった。

 

愛・地球博を思わせる、明らかに「急いで作りました風」のチケット販売所に並んでいると、列の横から「絶対にこいつ、割り込み狙ってるやろ!」という風貌の人間を発見。友達を探しているフリをしながら、ちょっとずつ列に入ろうとする。おいおい…と思っていたが、きつめの女性に「ちゃんと並びなさいよ!」と一蹴されてすごすごと帰っていった。ヘンなやつもいるもんだ。

さて、入り口でチケットを渡してさあ行こう…と思った矢先、

ドーン。

大剣を持った武士に、

思いっきりぶつかられる。

 

 

東京ゲームショウ、なかなか怖いところだぜ。

 

さてさて、先に言っておくと、

ゲームはほとんど一つも触ってない。

ゲームショウに来といてなんじゃそら、てな感じだろうが、うーむ。そんなにゲーム自体に興味が無くなってきてるのかね。でもゲーム好き好き少年だった頃に来てもやらなかっただろうし…。恐らく、「他人の前でゲームをすることが嫌」なんじゃないかと思う。いや、どうなんだろう。ま、とりあえずやる気にならなかったということだ。

 

で、何をしていたかというと、何をするでもない、

いつものように残念なものものを探していた。

 

他のゲームは待ち時間が45分とか60分とか、入場制限までかかっているのに、やけに人の入りが悪いPSP。まぁソフトによるのかもしれないが、待ち時間なしだったのは、ここと台湾ゲームのコーナーくらいじゃないだろうか。

 

話題のPS3も展示されていた。何この箱の山。

発売されてからもずっとこんな感じかもしれんね。

箱山積み、みたいな。

 

しかし、さすがに東京ゲームショウの目玉だけあって、実機は人気バツグン。周りを囲んでの撮影会が行われていた。

いいねぇー、この子はきっと伸びるよー。

売り上げ台数、値段、返品数、不具合数、発売日、色々伸びそうだ。

 

Wiiにおじけづいたのか、以前のネタのような価格から少し下がっていた。

どうなることやら。

 

あと多かったのが外国人。ゲームやらアニメやらが日本の”資源”になっている様子がよく分かる。心の石油をもっと作り出さないと、日本はやばい。

なんにせよ外国人は本当にお祭り気分でよろしい。

 

「パパー、あれがセガの新発売のゲームだよー!」

「ほぉー、あれがあの有名ゲームかー。」

と言っていたかどうかは定かではないが、視線の先にあったのは、

「龍が如く2」

 

外人面白いなぁ。パパも家族サービス大変だ。

 

さて、延期に延期を重ねたテイルズテンペストも仰々しく展示。

いつぞやに「テイルズオブザベスト」というデパートのPOPがあったのを思い出して笑う。一緒に回ったH君はもうお試しプレイをしてきたそうだ。テイルズもジャンプがきちんとできれば面白いんだけども。セミオートじゃなぁ。

 

あてもなく歩いていると、トロがお出迎え。

いやー、立ちっぱなしは疲れる。

会場が大体3つに分かれていて、それぞれ人の量が違っていた。まぁまぁ、それなりにいるゾーンと、溢れかえっているゾーンと、残念なゾーン。それぞれの会場の間には、コスプレイヤーさんたちの撮影会ゾーンが設けてあって、完全コミケ風。ぶつかられた武士もそこにいた。あのやろー。

とりあえず会場の広さだけは際立っていた。後片付けが大変だろうに。そして壮観だったのは壁一面にへばりついて座る人々。タニシのように壁に背をつけ、ずらっとならんで眠そうにしている様子が面白かった。遠路はるばるお疲れの人もいるだろう。

 

 

H君とT脇君も、遠路はるばる滋賀から千葉まで。写真は、ファミ通出張所でピクトチャットをするT脇君だ。途中で「流れが分からんからやめた。」と言ってやんわりと終えていた。

同じくピクトチャットに熱中する新撰組を発見。

短パンかい!

袴もはかず。

ピクトチャットの流れが分からなくなったのは、彼のせいかもしれない。

 

 

後は、煙の量がおかしいブース。

どう見ても事故です。本当に(略

 

やけに美味しそうにカレーを食べている彼。

このあとカレーを下の紙袋の中に思いっきりこぼす。ドンマイ。

 

何かよく分からないけど残念な感じの人たち。

などなどを見つつ、ある種のショーを堪能。

 

一番笑ったのが、胡散臭い台湾ゲームブース。

「英語さえ(と)思えば頭が痛い時間(の)ない大人たちのための…」

絶対楽しくないぞ。句読点ないし、「秘法」ってのがなお怪しい。

 

 

 

午後五時の終了に合わせて、メッセを後にした。

総評というか、印象として多かったのがやはりネットワークの活用。ソフトバンクやKDDI、あとはネットワークサービス会社などのブースが何せ広い。ケータイでのゲームやらネットゲームはもうたくさん出てきているし、今に始まったことではないが、着実にゲームの形は変わりつつある。「誰でも」というわけではないが、ある程度のスキルがあれば、ゲームは乱立できる時代になったのだ。

今までは川上から川下へ、川下の様子に合わせてゲームを投下していく、という例えがよくされた。面白いものを順々に流していって、手にとってもらうという方法だ。しかし最近は、その投下したゲームにヒモを付けておいて、手にした人を上手くプールに誘い込むような戦略がとられている。なぜか。

流れてくるゲームの量が多くなってしまうと、人は選ぶのが面倒になる。あれもこれも流れてくる川に嫌気がさす。そうして、自分の好きなゲームに付いた紐をたどって、それぞれの流れるプールへと進んでいくのだ。「私はこれが好きだから」という価値相対主義が組み込まれ、ユーザーが囲い込まれるわけである。

そうやって「確保」しないと、ますますゲームは売れなくなる。ユーザーが満足するようにゲームを流していればいいだけの時代は終わり、今度はゲームを管理運営しなければならないのだ。発売時期も、イベントも含めて、ある種のファンクラブ的要素がゲームに組み込まれる。

 

 

また、今は脳ブームだからいいものの、「大人に売る」というのはそんなに簡単なことではない。少子化とセットで対策を練ることが急務だ。団塊の世代を狙ったゲームもこれからどんどん出てくるだろうし、脳に限らず、今度は身体全部を使ったゲームが出てくるだろう。身体への回帰が、ゲームの業界でも起こってくるわけだ。テレビもどんどん大きく薄くなるわけだし、画面表示は申し分ない。テレビの前でバットを振ったりボールを投げたりするものがあったが、もっとリアルなそれが出来てくる。

と、本当にそれが面白いのか、という疑問に突き当たる。手先でキャラクターが自由に動くという喜びとは、かけ離れていくのではないか?それも一理といわず大きくある。が、Wiiであったり、先週のアミューズメントマシンであったりが目指しているのは、間違いなく身体への回帰だ。ゲームは、「脳トレ」の先にある、「スポーツ」の域に近づいている。

ストⅡでコンボを決める時の快感やら、マリオで空を飛んでいる時の快感やら、ビーマニでノーミスクリアが出来た時の快感やらを、体でやったところでよりリアルに感じられるかどうかは疑問だが、ゲームをゲームでとどめておかない様に考えておかないと、将来台湾ブースのようになってしまうのは間違いない。

 

ユーザーを囲い込み、収益を確保した上で、ゲームという領域を広げて新しいユーザーを取り込んでいく、それが差し当たっての未来だろう。

 

 

んでも、ゲームぐらいしかもう面白いものがない、という時代になっているのも事実だなぁ。せちがらい消費社会だ。ゲームはその責任を取って、「ゲームも面白いけど、他にもゲームぐらい面白いものはいっぱいあるよ!」と、他のジャンルを勧めるようなゲームを作った方がいいかもしれない。

 


おまけ

こんなに吹き出しを付けやすそうな写真は久しぶりだ。


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「鉄道忘れ物市」に行ってきた。 [レポ]

大阪、高槻駅に降り、ふらふらと松坂屋へ向かう。

滋賀からは京都を超えて、1時間かからないくらいで行ける。案外近いものだ。さて、松坂屋なんてハイカラなところに来ることは、普通だったらありえないのだが、今回はこれがあるのだ。

毎年、この時期になると夕方のテレビニュースで取り上げられる、「鉄道忘れ物市」。取りに来られなかったかわいそうな忘れ物、落し物たちが、新しい持ち主を探す、言わば落し物の里親探し大会である。一度行ってみたいなと思い始めて数年、やっと来ることができた。

 

この忘れ物市の魅力は大きく二つ。

一つは、忘れ物なので処分品価格であること。

はっきり言って、ありえない価格で物が売っている。中古だけども。

もう一つは、「こんなものを忘れたのか!」というものが売り出されていること、だ。

 

自分の興味は言わずもがな、後者にある。

松坂屋5階の催事場へとエスカレーターを上がっていった。

 

 

 

午後1時過ぎともあって、大阪のおばちゃんパワーが炸裂中。2F、3F、4Fは人がまばらで、平日のデパートはやっぱりこんなもんかーと思っていたら、ここだけは違った。売り場がそれほど広くはない様子だが、人の量が異常。過密過密。とりあえず人ごみを見守りつつ、色々と物色する。

 

やっぱり多いのが、傘。忘れ物の定番だろう。

あっちこっちで「バサッ」と傘を広げるおばちゃんたち。先端恐怖症の僕は怯えるばかりだ。開いた傘の、あの周りのポチポチが怖いのなんの。しかし、傘の量がハンパではない。一本130円~500円くらいで、一人で10本くらい買っていく人も。

 

他に多かったものは、時計

眼光鋭いおばちゃんに睨まれつつも、カメラを覗く。ブランド物から安物、バッタ物まで。これだけ数があると何が何やらわからないな。

で、メガネも多い。

因みに僕は真ん中右の列の、上から四つ目のセルフレームが好み。

以上の三つがスペースも人の流れもトップクラスだった。

 

で、誰がかぶったのかわからない帽子を買う人なんているのかと考えながら、奥へ。本コーナーを発見。

面白そうなにおいがする。

 

 

念じても、出てこないのが、忘れ物。

 

「21世紀に勝ち残る条件」を落としてしまった人は、大丈夫だろうか。

 

合格への決定版を落とすなんて、縁起でもない。

 

 

「これらは忘れ物、落し物だ。」という観点で見ると、色々と面白く思えてくる。そんな雑品ゾーンに入っていく。何もこれを落とさなくても…みたいなのが面白いのだ。

寄せ書きのボール。波多野小学校かどこかだろうか。

あーあ…、中学でもサッカー頑張ろう!とか書いてある、いい思い出の品なのに。

忘れ物になることを見越してか、

ハヤマくんは、なかなか先見の明がある。

 

 

雑品ゾーンはまだまだ続き、ラックに色々なものが山積みにされていた。

掛け軸とか、

フリークライマー2個とか、

E.T.とか。

E.T.もまさか、落とされるとは思ってなかっただろうに。

ピンと伸ばした指が、どこか切なげだ。

 

 

さて、松坂屋さんももう”分かって”いるようで、売ることは出来ないけれど、面白い忘れ物を展示するコーナーが設けられていた。まぁ取材用だろう。

妖しく光る包丁セットやら、

騒音計?電車の音でも計っていたのか。

 

溶接マスクに、美容師さんのハサミ鞄らしきものまで。

溶接マスク忘れるなよ。

 

あと、驚いたのが、

レーザーロボ。

いや、だから忘れるなって。

忘れたとして、問い合わせて探してもらったりしてないのかね。

 

命づな落としたら、おしまいやね。

 

 

 

そんなこんなで、今度は高いものブースへ。

ずらりと並んだ貴金属類におばちゃんたちは目がキラキラ、宝石より輝いていた。案外安いらしい。質屋さんくらい、とのこと。他にも、デジカメやらラジオやらが並んでいる。

なくして諦めたのか、どうなのか。携帯電話もあるかな、と期待していたが、さすがになかった。きっと落し物としては多いのだろうが、プライバシーやらの関係でさすがに売れないだろう。手帳もそうだと聞いた。

ポータブルのゲーム機やソフトも多数。PSPはなかった、さすが。写真のGBカラーは210円らしい。安い。あと、おそらく去年今年で増えたであろうMP3プレイヤー。512Mくらいのサイズだけならまだしも、20Gなんかを落とした人は災難だろう。

逆に考えると、買う方はお買い得。そして、ちょっと興味深いのが、「そのプレイヤーに何の曲が入っているか」だ。どんなアーティストの曲が入っているか、それを見ると大体その人のミュージックライフが想像できる。まして、アニソンなんかが入っていればそれだけで少し笑える。携帯電話ほどではないが、これも割とプライバシーの侵害だろうに。情報ってのは、そんなとこにもバッチリ蓄積されてしまっている。

 

 

さてさて、あとは無造作に置かれたものものを人の合間を縫ってちらちらと見る程度。

野球部しっかりしろよ。

 

あと、マニア御用達のようなものも。5000円で誰が買うのか。

マシンロボ…、Mu-さんなら分かるかもしれない。何かのプレミアムパック?

 

誰?同人誌落としたの。

 

誰?mixiたん落としたの。

これは恥ずかしい。落としても取りに来られなかったのかもしれない。

というかJRもこんなの売るなよ。

他に、かなりキツイ格好のフィギュアもあったが(しかもご丁寧に組み立ててある。)、さすがに写真を撮るのがはばかられた。買った奴!ちゃんと持って帰ってからやれよ。

 

 

最後に、

アクシデント!

 

 

忘れ物が売り出されるまで残る理由は、大体3種類くらいある。

 ・忘れてしまったが、取りにいくのがめんどうな(恥ずかしい)場合。

 ・忘れてしまった”ことを”、忘れてしまっている場合。

 ・そもそも忘れ物ではない場合。

だ。2と3の境目はひとクセあるが、大体こんな感じだろう。本やらおもちゃなど、多くは1つ目の理由が多い。まぁまぁ、無くしてしまっても構わない、仕方のないものだ。mixiたんは無くして構わなかったかどうか分からないが。

レーザーロボやら包丁セットは、おそらく2つ目の理由ではないかと思う。「なんだか分からないけども、無い」と、うろたえているか、そもそも無くなったことすらどうでも良いか、その辺りだ。

 

そして3つ目の理由。これは少しずる賢い面があるかもしれない。傘なんかは、もう”いらない”から、意図的に「置いていった」可能性もある。言い方は悪いが、ゴミを電車に忘れ捨てるわけである。エスカレートすれば、テレビやら多少大きめのものを置いて降りてしまう「電車内不法投棄-忘れ物風」なんてことも出来てしまう。まぁまぁ、そんなことまで考えたということだけ、書いておけばいいだろう。

 

 

思ったより会場は広くなかったが、なかなか楽しかった。結局何も買っていないが。

忘れ物、鞄やら財布やら、衣類に漫画などなどその形は様々だが、それを笑えるのは「落とした人」を想像できるからである。「それ、忘れるなよ!(笑)」と思うことはすなわち、「忘れちゃうんだよね、気をつけてても(苦笑)。」と同じで、我々はある種そこに癒されているのだ。「他人の不幸は密の味」とは、本当によく言ったものだなぁ。

 

 


おまけ。

 

松坂屋の中のお店が、新装開店するらしい。その看板の写真を一枚。

 

 

 

 

 

あらやだ、期待しちゃう。


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第44回アミューズメントマシンショー [レポ]

というわけで、K様と海浜幕張駅で待ち合わせ。

第44回アミューズメントマシンショー」に向かう。

アミューズメントマシン、いわゆる「ゲームセンターに置いてあるような機械」の、先行お披露目会みたいなものだと思っていただければ良いだろう。

幕張メッセ内の展示場3つをぶちぬき、だだっ広い会場を占拠したアミューズメントマシンたち。SEGAやバンダイナムコゲームスなど名だたる大企業から、ゲームセンターには欠かせない両替機を作っているメーカーまで、50近いブースが設けられていた。

一般公開はこの土曜日(9/16)だけとあって、人はなかなか多い。それも親子連れ。夏休みも終わったのに、まだまだ子供たちは元気だ。どうやって回ろうかK様と相談しつつ、エスカレーターを降りると、迎えてくれたのは休憩コーナーで疲れをあらわにする人々だった。

 

 

何か、悩みでもあるんだろうか。

対照的に子供たちは騒ぎたて、見るもの全てに好奇心と歓声を向ける。

 

開発者の人たちも、こういう子どもたちの姿を見るのは、幸せだろうな。仕事のやりがいを直接確認できる、数少ない機会だろう。逆に勝負の場でもあるのだが。

 

Showというだけあって、展示コーナーが充実していた。いつもゲームセンターで、ガラス越しに眺めている素敵な景品たちが、どやどやと展示されているのだ。お金出してでも買いたいくらいなのだが、(K様は交渉までした。「いくら出せばいいですか?」 おいおい。)販売はしていないとのことらしい。

ドラヤキ…、欲しくてたまらないが、やはり景品は景品。自分でゲーセンで取りなさいということだろう。取るその「行為」が、立派なアミューズメントなのだ。カネにモノを言わせてはいけない。

 

 

さてさて、これまたShowにはつきものの着ぐるみも、たくさん会場を徘徊している。

TAITOさんから、ネットで話題の「リヴリー」が熱心にファンサービスを行っていた。ちょっと目が怖いが、なかなかかわいいなー。自分のHPなんかで飼えるらしい。因みにこのリヴリーは「ピグミー」という名前。ピグミーマーモセットから取ったのかね。

少しピグミーの後をつけてみると、

スタッフに声をかけられそそくさと歩くピグミー。

 

親子連れに小突かれるが、「無視」。

ダメだよ!ピグミー!

 

どーん。

 

スタッフルームへの扉に

思いっきりぶつかるピグミー。

 

着ぐるみは、ハズさない。

 

 

 

 

もう少し展示ブースを歩く。

温泉まんじゅう君や、

K様一押しのチャックスまで。チャックスいいよ、チャックス。

お子様もたくさんなので、今回はグロさ控え目か。

 

 

そして、話題の165cmリラックマ。

大きさと質感が写真じゃ伝わりきらないのがもどかしい。K様よりもでかかった。何でもかんでも、でかくすればいいというものではないが、でも「大きいことはいいことだ」とも思う。実際欲しい。こんなのが部屋にあるだけで、毎日がアミューズ(意味不明)。

 

エルモvs女の子という図式も微笑ましい。この子、このぬいぐるみの中に人がいると信じて疑わず、母親を困らせていた。これもある種のアミューズ。

 

さて、恒例の「カメラ小僧のカメラ小僧」がお送りする、今日の一枚はこちら。

メイドさんとアミューズしている人がたくさん。コンパニオン?も大変だ。

 

 

他に、

光の加減でどこか恐怖感の漂うQOO着ぐるみ。目が宇宙人ぽい。

 

男の子は連れ去られなかっただろうか。

着ぐるみの微笑が怖くて仕方ない。

 

 

 

 

展示品も一通り見終え、別の場所も回ってみる。

どこか残念な感じのチャリティーオークションをしていたり、

 

ゲーム大会をしていたり。

この凛々しい彼は、筋肉マンのゲームで見事優勝したチャンピオンだ。

司会の人が、終始いじり辛そうにしていたのが印象深い。空気読めてないよ…。

この仮面やら、

どせいさん人形やらを見ると、キャラクタービジネスは少子化を確実に意識しつつ変わっているのが分かる。年齢層を若干ずらしたりすることで、幅を利かさねば売れないのだ。

 

 

 

もう少し歩くと、こんどは実際に自分でマシンを体験してみよう、というコーナーにさしかかる。

これも立派なアミューズメント。ムシキングやラブアンドベリーについていけないお父様がたは、ここで疲れを癒しているようだった。

さっきの休憩ゾーンを見ると、

どうやらおじさんの悩みは解決したらしい。よかったよかった。

 

 

 

長くなってきたがあと少し。やはりアミューズメントの中核を担う、ゲームの王道を走るのは、ガンダムだった。でーんとど真ん中に構えられたブースには長蛇の列。

こんなカプセルに入ってゲームが出来るらしく、本格的。K様の血がうずいているのが伺える。それにしても、「出撃中」の文字がなにやら可笑しいな。これがトイレの順番待ちだったら…と想像すると笑える。「出撃中!」

あ、シャアさん、おつとめご苦労様です。

あの…、ちょっと痩せました?

 

 

 

K様を少し放置し、他でも見て回ろうかとするが、どこも待ち時間がディズニーランド並み。どこのゲームセンターにでも置いてありそうなものばかりなのに、ここでプレイするには並ばなければいけない。お菓子をすくうあのマシンですら、人が多すぎだった。

 

K様を待つ間、うろうろしていると…、

うおー、めっちゃかわいい…。残念ながらメガネはかけていないが、思わず写真を撮ってしまった。

はい、完全にカメラ小僧です。

 

 

満足げな笑みを浮かべるK様と合流し、最後にもう一度会場全体をふらふら。

QOO人形は、ますます怖さを増していた。

どう見ても、連れ去ろうとしているようにしか見えない。

 

負けじとガチャピンも登場。衣装はおそらくガッチャマンとかけたのだろうが、その衣装のせいでガチャピンと気づいた人はあまりいなかった。

逆効果。

こんな情けないガチャピン、見たくないよ!

 

 

遊園地のアトラクションも立派なアミューズメントマシンであるし、

今やフィットネスクラブにも作られるようになったジムアトラクションも、大きくアミューズメントとして括られるだろう。もう、何でもアミューズ、楽しませてくれるものでなければならない時代になったのかもしれない。

それがそれ本来の役割を果たすことはもちろん、それでいて「楽しませてくれ」なければ、相当な対価は払えない、という消費社会における消費者優位の様相が、如実に現れてきているのだろう。これからは、どんなところにもアミューズ的な要素が提案されていくに違いない。学校やら老人ホームにも、きっとアミューズは持ち込まれる。その時、「楽しませること」のみを目的としてきた純粋なアミューズメントはどうなるか?じっくり考えないと、未来はない。

 

 

 

そんなこんなで、アミューズメントマシンショーを後にした。思いの外、何もできなかった。見た、だけだ。ちょっと損した気分を残しつつ(入場料1000円は高い)、ついでにとなり会場の「Super Japan Illustrators Festival」に向かったのだが…。

つづく。


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あなたは何mTalker? [旅々]

朝も早くから東高円寺へ。生協の新学期PCプロジェクト会議というものがあるのだが、そこで横国の事例を報告して欲しいとのことである。杉並区のど真ん中、なんともシャープな建物の中へ。

新学期に新入生にパソコンを提案する際、講習会もセットで行うべきだという風潮が高まっているらしい。なので、実際に講習会を開催する際の手順なり何なりをプレゼンするのが今回の役目なのだが、何やらいつになく緊張した。なぜって、周りが全部オトナなのである。

 職員のO倉さんが本来はプレゼンするはずだったのだが、「職員がやっても面白くないからねー。やっぱり学生がやるだけで、みんな聞くから。」という安易な理由で任されたらしい。それも今日知った。今まで、マイクを持ってパワポで事例を報告する、ということは何度か行ったことがあるが、それらは全て何も考えていなさそうな学生の前だけだったので、心に余裕があった。まぁ、前に立てば何か言葉が出てくるだろう、みたいな気持ちでプレゼンしていた。

しかし今回は違う。会場内約30人の中に学生は僕一人。職員のおじさんおばさんお兄さまお姉さま方の前で、与えられた30分、きちんと喋らねばならない。30分ってめちゃくちゃキツイぞ。

 

「時間を気にしながら何かをする」ということは今までに何度か経験があるが、一向に慣れない。難しい。スピーチなり、ちょっとした意見発表なんかは大体が3分程度なので、その中で起承転結をつけて、ヤマを作って…と、頭では分かっているのだが、そんなに上手くいくものではない。それに加えて、今度は30分というロングランだ。栃木県警のショートコントをフルでやっても7分前後。30分間人を退屈させずに話し続けると言うのは容易ではない。

 

 

100m走が得意な人、400mや800mが得意な人、42.195kmが得意な人、色々いるが、話すという行為に関してもそれぞれの長さに応じたRunner-Talkerがいると思う。どれかというと僕は100m走向けのTalkerだ。スピーディーに起承転結をつけてしまわないと、不安になる。(喋る時はね。)だから、30分ものロングランになると息切れをさけられないのだ。そのために意識的にペースをゆっくりに保たなければならない。

もちろん、マラソンTalkerのような人がうらやましくもある。とりあえずの資料がいくつかあれば、それを元手に30分でも1時間でも話せるという人は、たくさんいるだろう。大学の教授にも、そういった人が多い。本当は30分で終わるような内容を、上手く90分に配分して授業に仕立て上げるのだ。聞こえは悪いが、これも立派な才能である。

が、マラソンとは見ていて往々にして退屈なものである。見ているもの、聴いているものを退屈させないRunner-Talkerが世間にどれだけいるかというと、数えるくらいだろう。

スピードとスタミナ。陸上競技においても、話す場合においても、そのバランスが良くなければ、良いパフォーマンスはできない。

 

 

 

さてさて、そんなスピード狂の僕が30分持ったかというと、

持ちませんでした。

いくらパワポと資料があっても無理。30分は長すぎる。来年は教育実習だというのに、30分も持たないのは危険だ。20分くらいでパワポも終わり、質疑応答に入る。

30分の中で使える「起承転結爆弾」をいくつかは用意しておいたのだが、一つ使うともうすぐに次を使わないと不安になってしまう。突き刺さるおじさんおばさん達の視線。焦る焦る。隣のO倉さんは、最初に少し話し、「それでは、これから学生の方に事例報告をして頂きます!」と言ったっきり、涼しい顔でそっぽを向いたまま。おーい。

 

まぁでも、多少早く終わったくらいで、大きな失敗もなく惨事にはならなかった。就職活動のための必須要綱に、

「其の○○ - オジサン慣れしておくこと。」

みたいなのが書いてあったが、そのいいトレーニングになっただろう。

 

 

 

 

お昼休み、弁当を食べていると聞こえてくる会話は、

「○○さん、あ、今は○○さんか、苗字変わったんだね。結婚おめでとう!」

だとか、

「○○さん、左遷?左遷?(笑)」

みたいな、完全社会人トーク。

 

100mRunnerは、砲丸投げには参加できない。

 

 

 

 

お昼を過ぎて、千葉に行く用事があるのでO倉さん共々会場を後にした。一応これは他の行事と違って、オシゴト扱いになるので、時給が出るらしい。報われた…。

この後、遠路はるばるやってきたK様と幕張メッセツアーを行ったのだが、もう今日は夜行バスの時間があるので後日。やっぱりK様はすごい。


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メイドさんがお部屋を掃除♪ [雑記]

打ち合わせ、部室掃除、運び屋、横浜ツアー、飲み会と。一日は長い。

もう部室の汚さは語るに足りすぎるので、割愛。

エプロンママにでも頼んでしまおうか。


アート引越しセンター、エプロンサービス。

http://www.the0123.com/service/apron/home.html


最近はメイドさんがお掃除に来てくれたりもするらしい。

K山君、いかが?

http://www.candyfruit.com/housemaid/


 

飲み会、やっぱり蒼井先生は面白いなぁ。同じ学年で、借金が○○万円もあるなんて、破滅的としか言いようがない。原因は何とは言わないが、ずいぶんと”ヘルシー”な話が聞けて興味深かった。詳しすぎ。

消費者金融には手を出さないようにね。

 

 

 

明日は東京で報告会、その後幕張メッセで「第44回アミューズメントマシンショー」へ。他にメッセではSuper Japan Illustrators Festival」なんてものもあるらしい。これ、イラストレーターズフェスティバルと聞いて想像したのとは違って、漫画の原画展らしい。美少女がどうとか書いてある。展示会は置いておいても、そこに来ている人を少し観察しよう。

翌週は「東京ゲームショウ」。地元の友達を案内せねばならない。

とりあえず明日は明日。夜行バスの時間に間に合うように、勉強だ。 


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爆笑、縮毛矯正。 [旅々]

爆笑と書いたが、別に面白くないので期待しないで見ていただきたい。

 

 

伸びに伸びた髪、根元からクセが丸わかりになり、限界を感じたので人生二度目の縮毛矯正に。予約の電話を入れ、午後1時に二俣川へ。ホットペッパーで1万円になる素敵なお店があるのだ。

前回の矯正は、さかのぼること4ヶ月、ゴールデンウィーク最終日の5月7日だった。思えば結構持ったものだ。縮毛矯正にも色々種類があるらしいが、まぁ自分の髪にきっと合っていたんだろう。不満なく4ヶ月過ごせたように思う。

 

 さて、縮毛矯正は普通のストパーとは訳が違う。矯正というだけあって、毛のクセを消すために細胞を壊し、無理矢理まっすぐにするのである。髪の毛はもちろん、頭皮にも悪そうなのは言うまでもない。やり方も色々あるらしいが、僕がされたやり方を紹介したいと思う。

イメージ画像でお送りします)

 

「ねるねるねるね」ではないが、矯正にはいくつか髪につける薬があるらしく、 扱う美容師さんの口から、

「はい、じゃあ次は

②の薬をつけますね~♪」

みたいな言葉が聞こえてくる。髪にべたべたとヘンな薬を塗りたくられるわけだ。いかにも体に悪そうである。しかも美容師さんは手袋をして薬に触っているわけで、そんな危なそうなものを髪に直接塗るんかい!と思わざるを得ない。まぁ細胞を殺すんだから仕方がないとも思うが…。

 

 

 

そして薬を塗られた次は、

頭にサランラップをされる。

 

人生長しと言えども、

頭にサランラップをかけられるという経験は、中々出来ない。

 

普通のラップじゃなくて、もちろん矯正用だろうが、鏡に映った自分の情けなさと言ったら、ない。何が悲しくて頭にラップをかけられねばならんのだ。クセ毛に生まれたことを心底後悔する。

冷蔵庫にたたずむ、晩御飯の残り物の気持ちが、少し分かった気がした。

 

 

 

 

そして、ラップをされた次は、

こんがりと温められる。

 

 

もうこれ、ネタ。

人生長しと言えども、

頭にラップをされてこんがり温められるという経験は、中々出来ない。

 

水分との兼ね合いだろうか、熱して細胞を壊しているんだろう。頭がずんずん熱くなる。時間にして15分~20分前後。我慢我慢…と。鏡に映る自分の姿が滑稽でたまらない。

「何で、頭にラップをされて、こんがり温められてるん?」

そんな疑問が頭をよぎる。

「ホタルは何で(略」

 

 

 

温めも終わり、やっとオーブントースター状態から開放、そしてラップともおさらばできる。今度は③の薬を塗りたくられ、そしてそれを洗い流し、アイロンで伸ばしにかかるのだが、ここまでで大体2時間。中々に疲れる。

二人がかりで髪の毛をジュージュー焼かれながら、どんどん髪の毛がまっすぐになっていく様は、見ていて面白い。と、ここで店員さんの話が面白い方向へ行く。

 

 

床屋さんなり美容院なりでは、「お客さんと話す」ということがマニュアルになっているのだろうか?以前Mu-さんが「あの店員、髪切ってる間、全然話さねー。気まずいよ!」と怒っていたが、僕はその逆だ。極力話さないで欲しい。なーんかあのへんな会話が嫌なのだ。もちろん沈黙も嫌だけれども、それにもまして「○○って△△ですよねー。」みたいな会話がもうダメだ。もう、無口で暗い客だと思われても構わないから、受け答えは最低限にとどめておく。「無言床屋」みたいなのできないものかね。

あなたはどっち派?

 

 

話がそれた。まぁ、そんな風に会話も適当に流しながら、持ってきた本を読んでいるふりをしていたのだ。しかし、店員さんも話すのは仕事のうち、「学生さんですかー?」だとか、「バイトとかしてらっしゃるんですかー?」などと聞いてくる。

同様に、「音楽とか聴かれます?」きた。

「くるり、とか好きですねぇ。」と答える。

「そうなんですかー (これがむずがゆい)。女性のアーティストとかはどうです?」

aikoとか良いですねぇ。うん。」

「そうなんですかー。モー娘。とかどうですか?」

「は?」

 

ここで固まってしまった。失礼を承知で書くが、その店員さんの年齢は推定40歳手前。彼女の「若い人が聞く女性アーティストの音楽」というカテゴリーは、悲しいことにモー娘。で止まってしまっているのだ。

「今、メンバーどうなってるか分かります?」

「分からないですねぇ…。」

知るはずがない。

「そうですよねー。入れ替わり激しいですもんねー。」

 

耳を疑った。この人の時計は2001年くらいで止まっているのか?

「モー娘。のメンバーの入れ替わりが激しくて、もう誰が誰だか分からない。」という会話の賞味期限など、とっくに過ぎている。どこか、懐かしい気がした。

 

 

そんなこんなで縮毛矯正も終了。カットも付いているので、割と思いきって切ってもらった。切る前の長さが長さだけに、ちょっと短くなりすぎたかなー、と思う。どこぞのお坊ちゃまやねん。というくらいの中途半端な長さだ。

さて、今度は何ヶ月もちますかね。


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取らぬ狸の皮算用。 [旅々]

すっかり女性陣に消費された後、自転車を置いた場所へと歩いていると、なんとゼミのK田先生とばったり会う。先生も暇すぎてやることがないらしく、ラーメンを食べに来ていたそうだ。察するに、横浜屋だろう。

そこで割と長めの立ち話。前期に提出したいくつかの論文についてコメントをもらいつつ、進路のことについてもご意見を。

 

ゼミ生はほぼ全員、何かしらのテーマに基づくと、かなり良い文章が書けるのだが、何を書いてもいいよ、とすると何を書いていいのか分からなくなる、らしい。ご多聞にもれず、自分も「何書こっかなー。」と迷ったのを覚えている。何でもいいものを、ホントに何でもいいまま書くのであれば何も造作ない。このブログに書いているようなことをつらつらと並べれば、字数だけなら卒論くらい楽々クリアーできるだろう。しかし、何を書いてもいいというのは、そういうことではないのだ。

「何らかの物事について、あなたの見地から主張をせよ。」というのがその本旨である。どうにかこうにか主張しなければならない。その際に必要となってくるのが、「拠り所」だ。

沖縄中継の中でも書いたが、彼らが生き生きと話せるのは、そこに拠り所があるからだ。拠り所、すなわち、ある程度自分に近しいところにあるもので、それを否定されたりずらされたりすると居ても立ってもいられなくなるもの、それが主張には必要なのである。それが今の自分に確固としてあるかどうかというと、疑わしい。一応「教育」に関してだと、自分は考えているのだが。

まぁまぁ、この辺はまた後期にでもじっくり考えよう。

 

 

 

それより憂うべきは進路だ。

大学院という選択肢を考えるように言われる。教育のことで行くなら、と、某東京大学を勧められる。まじかー。

メリットとデメリットを挙げればきりがない。このまま普通に就職してしまうのもつまらんなーと思うが、親や親戚のことを考えると早く働かないとな、とも思う。無論、一刻も早く働きたいという気持ちもあるし、もうちょっと旅でもしていたい気持ちもある。2年悩んで、またそれから考えればいい、とは言うけれど、じゃあ今悩めばいいじゃないか、とも思うし…。というかホントに行けるのか?

まだ院に入れると決まったわけじゃないので、取らぬ狸の皮算用なのだが、9月でちょっと考えておかないとな。

 

 

 

 

 

そんなことを考えながら、雨の横浜を、自転車でゆーっくり、ゆーっくりと帰る。

気持ち良いなぁ。

くるりの「ハイウェイ」をBGMに。こんなことをしていられるのも、学生のうちだけかしら。


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